そもそも人間の身体は、男性なら身体の60パーセント、女性は55パーセントの水分で占められています。 いわば、水分は生命活動に絶対不可欠なもの。たった5パーセントの変動でも生命の危機をもたらしかねないのです。
そのため、水分量は体内で厳密にコントロールされるようになっています。 もう一度おさらいすると、人間は半分以上が水分でできている。それだけ重要な働きをしているってことなんです。
まず、摂取した水分は、胃を通過し腸に到達。身体に入った水分の95%は小腸、残りが大腸に吸収されます。 吸収された水分は、そこから血液の流れにのって全身を駆け巡る。そもそも血液だって9割が水分なんです。
血液はもともと粘り気が強いから、水分がたっぷり必要。 それが、保たれているからこそ、酸素や栄養素が身体のあらゆる所へ流れてゆけます。
さらに、汗となって体温を一定に調節しているのも水分の仕事。 汗って血液から作られているんです。血液中の水分が汗腺っていう汗を作る所に入って、 体温が上昇すると汗となって分泌されるんです。
ご飯を消化をするための唾液や胃液だって同じく血液中の水分からできている。 胃や口などに到着した水分はそこで消化液に作り変えられているんだね。
そして、最も重要な役割は細胞が活動しやすい環境を維持してあげること。
『細胞への栄養補給や老廃物の運搬は、水分によって行われる。』
細胞は水分で浸されることで構造を維持している。 だから細胞は水分で十分に満たされていないとちゃんと活動することができないんです。
血液中の水分には細胞に必要となる様々な物質が溶けている。それを必要な分だけ届ける。
さらに異物や老廃物の処理だってやってのけちゃう。
しかし、一定に保たれているはずの水分量が変化してしまうと身体に様々な支障を引き起こします。 その悪影響を最も受けてしまうのが細胞。 水分が細胞の中や外を行き来することで、
新しい細胞に生まれ変わることができるのですが・・・
体内の水分量が変わってしまうと水分はスムーズに行き来することができず新陳代謝機能が低下、 細胞が活動するためのエネルギーも不足してしまうため、その影響は全身に現れてくるのです。
あなたの体内水分量は一定に保たれていますか?
もし、たった5%の水分が減ってしまうと・・・
この状態が数時間続けば体温を調節する汗の水分すら不足してしまい結果、体温が上昇熱中症などを引き起こし、 時には命に関わる危険な状態になりうることもあるのです。
反対にこの割合が増えてしまうと・・・
余分な水分を処理するため腎臓への負担が増大すると体内の老廃物を処理しきれなくなってしまい、 体は異物や不要物が体内にいつまでも残っている状態となってしまいます。
変化がわずか3%でも油断できません。それが続けば血液や尿にその悪影響が及び、 さらには細胞自体の活動を衰えさせ全身の機能低下を引き起こしていくのです。
ゆえに、水分はほんのわずかな狂いもないよう日々厳重にコントロールされているのです。
冷風にあたると、体温低下を防ごうと血管が収縮。結果、腎臓で尿の材料となる血液量が少なくなり、尿の量も減少。 すると、体内に残った水分が細胞内へ入り込んでしまうのです。 そこで、腎臓の働きをサポートするポイント!腎臓に優しい栄養素・カリウムは、腎臓の働きをバックアップします。
通常ならば、きちんとバランスがとれるはずなのになぜ、このように多くの水分が失われてしまうのでしょうか? それには、体内のある重要な物質が深く関係しています。それは電解質と呼ばれるナトリウム、カリウムなどのイオン。
イオンは、体内の水分に溶け込み細胞が栄養素や老廃物をスムーズに出し入れ出来るよう手助けしています。 このイオンがない限り、身体を正常に機能させることは不可能。
その為、脳は全身の体液のイオン濃度を常に一定にコントロールしているのです。
イオンが含まれない水やお茶を飲むと・・・
汗をかいた時に、イオンを含んでいない水やお茶を飲んでも、体内の水分量自体は増えますがイオンの量は減少したまま。 すると、脳は体内のイオン濃度を上昇させるため、せっかく摂取した水分でも尿として排出してしまうのです。
つまり、大量に汗をかき、体内のイオンが失われやすい夏などは、水分のみをいくら摂取しても、 ほとんどは身体を素通りしてゆくだけなのです。細胞をカラカラにしないためには、
イオンを含んだ水分摂取を正しく行ったうえで、飲むことが大切なのです。
『子供は体内水分量が多く、水分バランスを崩しやすい。』
大人と比べ子供は、男女に関わらず高い割合で体内に水分を保持しています。 また腎臓機能が未熟なため老廃物を排出する為にも水が多めに必要。 さらに体内で生まれるエネルギー量が多く大量の汗をかく為、特に夏場は水分バランスを崩しやすいのです。
だからこそこまめな水分摂取が必要。一度に大量に摂取すると、 胃を刺激しお腹をこわすしてしまう為一度にたくさん飲ませるのはさけ、 一回につきコップ1杯程度の水分摂取させるようにしましょう。
ちなみに高齢者の体内水分量は、成人に比べ5%程低め、 しかし老いに伴う腎臓機能の低下でたくさんの水分が必要な為、こまめに摂取する事が必要です。