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健康への入り口

 
健康と栄養はとても大切なものです。 
身体は栄養から作れていますし、すべての基本となります。 
超ミネラルのみに頼ってはいけません。ビタミンも同じように大事です。 
世の中には、あまりにも(商品を売る為の)不確実な情報ばかりが氾濫しています。 
このコーナーにはあなたの健康に役に立つ、栄養と身体の情報が記載されています。 
長文ですが是非、お読みください。
 
 正常分子栄養学 講演記録 第1回
 
(古澤先生 講演記録テープより、一部抜粋して文章化しています。)
 
私がこれにかかわるきっかけになる出来事を簡単にお話します。
今から8,9年ぐらい前までは健康ということに関してそれほど興味は持っておりませんでした。
自分がまあまあ、そこそこ健康だったということもあります。
ところが今から8,9年前に私の父が突然癌にかかりました。
父の場合には、発見された時にすでに末期の状態でした。
肩とか腰とか、骨に転移していたんです。
ものすごい痛みですね、骨に転移すると。
致命傷だったのは首の骨に転移していたことです。
 
明日、脳に行っても、明日、下半身不随になってもおかしくない状況です、と医者からは言われました。明日、脳に行ってもおかしくないということは明日死んでもおかしくないですよと。
お医者さんからは「あと三ヶ月~半年の命です」と宣告されました。
ものすごい痛みでしたね。痛みがひどくて緊急入院したわけですけど、
そのときに、ベッドに横たわっていますよね。
 
病室に入る時にハイヒールでカツンと床をなでてしまうとそれだけで「うー」と痛みが襲ってくるんです。「お父さん大丈夫」って、この息が痛いんですから。
「痛いから寄らないで」、そういう痛さでしたね。
そしてどうしようもなくて、もう手術は出来るような状態ではありませんでしたから、
放射線治療と抗ガン剤とこれしかありません、と言われたんです。
お医者さんが神様に見えましたから「もうその通りやってください!」と言いました。
 
放射線を当ててとりあえず痛みは収まったんです。
その後は抗ガン剤投与ですね。点滴で当時は一週間くらい入れていったんです。
ところが副作用がものすごくひどかったですね。
吐くんです。食欲無くて、食べてなくても吐くんです。
黄色いような茶色いような胆汁酸とか胃液ですね。
それが出るわけです。それを見た時に私は、これは癌が死ぬ前に、父の方が先に死ぬのではないかと思いました。
それぐらい副作用がひどかったわけです。絶対こういう治療じゃいけないと思いました。
始めて他のことに目を向けるようになったんですね。
 
その時は、ほんと僅かの知識しかありませんでした。
色んな商品を知っていた訳でもないし、こう、本屋さんかなにかで漁りながら読んだのが、マックス・ゲルソンという人が書いた『ゲルソンの食事療法全書』という本だったんです。
『癌の食事療法全書』という本だったんですね。それを読んで、すごく力づけられました。
癌というのは何かウイルスが入ってきて癌になるわけじゃないですよね。
昨日まで正常だった自分の細胞が癌化するわけです。
そしてそれは食べ物によるんだ、ということが書いてあるわけです。
そして結局ね、ガン細胞って誰にもある細胞なんです。
 
60兆個の細胞の中の一個の細胞の中に、大体36個の癌細胞があるそうです。
それが大体23年ぐらいで、臨床例で判るくらいの大きさになるそうですけれども、それが15年で発病する人一生発病しない人、5歳や生まれた時から癌の人、こういう人もいるわけです。これは何の差かと言うと、免疫力の差なんですね。
免疫力や治癒力が高ければ、絶対癌は退化することが可能だ、というふうに書いてあったんです。
癌は不治の病じゃない、ということが書いてあったんです。
 
じゃ、免疫力や治癒力を上げていくのは何かというと食べ物でしかないんだ、ということが非常に判りやすく書いてあったんです。
もう、これをやろうと思いました。リスクが無いですからね。
副作用も無いし、もうこれしかないと思ってすぐ父に、「こういう療法があるからやってみないか」と言ったんです。
そしたら「こんな療法で治るぐらいだったら、死ぬ人はいない」といって、こうですからね。
お医者さんは絶対だと思っていますし、癌である本人が、「こんな療法で治るはずが無い」という風に言うわけですからね。めちゃくちゃ頑固でした。
 
その時、判ったことはですね、栄養の足らない人っていうのは大体頑固ですね。
栄養と心の構造とは非常に関係があるようです。
父もすごい頑固でした。そして2度目の抗ガン剤投与に入ったんです。
「絶対やらないほうが良い」って言いましたけれども、「今更医者に悪くて断れない」と言うんですね。
日本位お医者さんの顔色を見ながら治療を受けている患者さんていないんじゃないですかね。
 
今更悪くて断れない、ということで2度目の抗ガン剤投与をするわけです。
もうその時にはぼろぼろですね。誰が見てももう長くはない、と判るくらいの状況でした。
でもやっぱり娘としては、諦めきれないわけですね。
ですから、何とかしようと思いました。自分では危機感が無いんです。
ですからはっきり言いました。
 
「お父さんの命は」、三ヶ月とは言えなかったので「あと半年だ」と。
 
このままベッドに横たわって死を待つのか、それとも自分で生きようとするのか、好きな選択をすれば良い」と。
「お父さんの命だから、どっちでも協力する」と言いました。
すると、この療法をやってみる、ということになったんです。
 
そして私と一緒にアメリカのゲルソン病院、今ではいろんな病院がたくさんありますが、当時はそのゲルソン病院しか私が分からなかったものですから、その病院にすぐに行ったんですね。車椅子で行きました。もうよぼよぼの身体でしたね。
誰もが、生きて帰ってくるとは思わなかったんではないかと思います。
そういう中で行きました。
 
そして向こうに着いてすぐに栄養素療法というのが始まったんです。
日本にいるときには、栄養素療法ということを非常に安易に簡単に考えておりましたが、本当に過酷なんですね。お金もめちゃくちゃかかるんです。
大体当時のドルで1ヶ月300万くらいかかりました。
2ヶ月いましたけれども・・・・。 そしてやることもすごく大変なんです。
まず一日13杯の人参ジュースから始まるんですね。
これはベーターカロチンが大体、15万IUくらい採れるんです。
ベーターカロチンの採りすぎで死ぬ人がいるなんて週刊誌に出ていましたけれども、「その病院に行って見ろ」って言ってみたくなりますね。みんな元気なんですから。
 
でもね、一杯くらいはいいんですよ。
もう13杯目ぐらいになったら捨てたくなるような感じですね。
その他に栄養補助食品はもちろん採りました。
そして食べ物はめちゃくちゃ良いですね。
完全無農薬の生野菜、煮たり焼いたりした野菜、果物ですね。
それから青汁を飲んだり。すごく過酷でした。
それをして、約2ヶ月そこにいましたけどね。
 
そこの病院にいるとき、たまたま抜いて読んだ本が、この正常分子栄養学のことを言ったロジャー・ウイリアムスの本だったんです。
そして、それに栄養がどれぐらい身体の機能を開発させていくかがものすごく分かりやすく書いてあったんです。そこから私はこの栄養学の勉強を始めたんです。
そこから皆様の前で講演をするようになりました。
で、向こうで約2ヶ月過ごして父はどうなったかというと、本当に元気になって帰ってまいりました。一番変わったのはですね、皮膚でしたね。
皮膚が抗ガン剤をやっているときにはぼろぼろでした。
大体1ヶ月ちょっとくらいで本当につるつるの皮膚に戻ったんです。
そして体力がものすごくつきました。
日本に居るときには5分と自分で歩けない身体でしたけれども、毎日歩く練習をしたんです。そしたら帰ってくる時には2時間くらい散歩が出来るような状態でした。
 
もう栄養というのがどれぐらい身体を開発させて行くかということをですね、こう目の当たりにしたわけです。又、この講演の中で時間が有れば詳しい話をしていくつもりですが、そういうことがきっかけとなって、本当に身内が一人、生け贄になって始めて分かったというところなんですけども、こうして栄養学の勉強が始まりました。
 
ロジャー・ウイリアムスという人がパントテン酸を発見したところからスタートします。
パントテン酸というのはビタミンB5のことです。
これはですね、あらゆる生物に存在していて、身体の全機能に関わるビタミンです。
これが身体に入りますと毛細血管を"がん!"と開くんです。
血液の流れがものすごく良くなります。若さを保つには絶対欠かせないビタミンですね。
もう一つ重要なのはですね、これが無いと他のB1とかB2とかB3とか他のB群が思うように働かないんです。
 
ビタミンCも思うように働けなくなります。そういうビタミンです。
これが入っているのは、ローヤルゼリーだとか、花粉にも入っていますね。
食べ物で言うと卵とか、たらことか、牛乳とか、そういう中に入っています。
これを発見したのがロジャー・ウイリアムスです。そしてもう一つは、葉酸の名付け親です。
 
葉酸というのはビタミンMとかホーリック酸という言い方をしますけれど、これも又非常に重要な栄養です。そして栄養というのは、単体では働かないんです。
必ずチームをなして働くんです。具合が悪い人によく言われるんです。
何を採ったらいいですか? Aですか、BですかCですか?というふうに聞かれますが、何か一つだけ、かいつまんで採って元気になる方法は無いんです。
必ず相互作用がありますから、どれもまんべんなく採る事が必要です。
相互作用があるんだということを知っておいてください。
これはB12と一緒になって、私たちの身体の骨髄細胞の中にある血液細胞の元になるものを作っているんです。
つまりこの葉酸とB12が無いと血液が作れないんだ、ということです。
これは濃い緑の野菜に多いですね。それから比較的多いのがバナナ。
それからB12が多いのがレバーとか卵の黄身に多いんです。
植物性のものにはこのB12は入っていないんです。
葉酸とB12が無いと、とにかく血液が作れませんから、貧血にはなるし、当然流産とか奇形のもとになりますね。母乳なんか出るはずがないですね。
貧血の患者さんがめちゃくちゃに多いですね。
そして、この事が非常に重要なんだという記事が、今から3.4年前の読売新聞に載りました。
 
それは東京医大の第一外科グループというところで、癌の患者さんでたばこをめちゃくちゃに吸う人がですね、気管のあたりがすでに全癌状態、こういう患者さん54人を対象にこういう葉酸とかB12をばんばん入れるんです。
他の栄養も合わせて入れていくんですね。
そうすると早い人で3ヶ月~半年、ないしは一年たつうちに殆どの人の癌が消えたと、こういうデータなんです。すごいな、と思いました。
すごいな、と思ってその新聞の記事を知り合いのお医者さんに見せたんです。
 
『東京医大さんてすごいですね』と言ったら、そのお医者さんは何と言ったかというと「東京医大さんのことですから」。
東京医大のことであって、自分には関係無いという、こういう出方だったんです。
その時にああ、本当に、健康というのは自分が守る必要があると痛切に感じました。
 
その実験で使ったのはですね、生レバーを使ったんです。
あの中には葉酸とかB12がものすごくたくさんあるんです。
他のB群もすごく多かったんですね。
一番良いのは生レバーですね。にんにくに良いお塩、良いお塩じゃなくちゃダメですよ。
それとごま油と、良いごま油でね。すすっと食べるといいですね。
飲み込むように食べるといいですね。つるっと入りますから。


正常分子栄養学 講演記録 第2回
 
ロジャー・ウイリアムスはですね、精神活動にものすごく貢献した先生です。
 
ダウン症の子供たちを対象にですね、こうゆう葉酸とかB12とかをばんばん入れていくんですね。栄養をものすごく入れていくんですね。
そうすると、ある一定量に達すると、いきなり知能指数が、"がん!"と上がるそうです。
そこは見事だそうですね。
普通に社会生活が送れるようになる子供たちが出たそうです。
 
そのことで1971年にはイギリスのロンドンに正常生体分子精神医学協会が出来て、そこは今でも精神活動に非常に貢献をしています。
受験生をかかえたお母さん方、勉強しろ、勉強しろと言ってもダメなんですね。
塾行けとか行ってもダメなんですね。まず栄養をあげてから、そこから勝負ですね。
頭と栄養はものすごく関係があります。そのように活躍された先生ですね。
 
その先生が今から13年前に日本に来て講演をしました。
その時に、色んな話をしていましたけど、まず一つは平均的日本人とアメリカ人の食生活は、ドッグフードよりひどい、ということ今から13年前に言っていたんですね。
ビタミンとか栄養が、特にビタミンが一つでもゼロになったら、必ず死ぬんだ、ということを知っておいて下さい。 
 
もう突然死、若死にが、めちゃくちゃ多い国です。
癌で亡くなる方は年間26万人。
癌の途中で心不全とか腎不全で亡くなったら死因は癌じゃなくなりますからね。
こうやってみると癌の患者さんは年間30万人位亡くなるんですね。
突然死はどれぐらいだと思いますか?
こういうのが無くなって突然ぱたっと死んでしまう人は何人くらいいると思いますか?
 
年間20万人いるんです。すごい数です。
30代、40代、50代の突然死がものすごく多いんですね。
こういうのが一つでも欠けたら死ぬんだということを、やはりお子さんにも伝えていく必要があるんじゃないかと思います。
栄養というのは、単体では働かない、必ずチームで働くんだ、ということです。
 
じゃ、皮膚障害から見ていきますね。
皮膚障害、アトピー・・・・・  アトピーがすごい多い国ですよね。
私も中学校とか高校で講演をしますが、アトピーのお子さんめちゃくちゃ多いですね。
『アトピーの人!』と言うと1/4くらいはいますからね。
生まれた時からアトピー。20年、30年ずっとアトピーなんて言う人もいますからね。
 
私はこういう講演以外にいろんな病気の人のサポートをして、 何千人か相談を受けていますけれどアトピーすごく多いですね。
癌もすごく多いですけれども、アトピーも凄く多いですね。
やはり生まれた時からアトピー、ずっとアトピーという方が非常に多いような感じです。
 
アトピーってどういう意味か知っていますか?
『不思議な』とか『奇妙な』という意味なんです。どうしてそうゆう名前が付いているかというと、お医者さんでも原因が判らないからそうゆう名前を付けるわけなんですね。
原因が判れば『不思議な湿疹』『奇妙な湿疹』ていう名前を付けないわけです。
原因が判らないからこういう名前が付いているわけです。
ところが病院に行くとですね、「アトピー性湿疹ですね」と言われます。
 
よく分析をしてみると、不思議な湿疹で、奇妙な湿疹で分けが判りません、て言ってるのと一緒なんです。ところが言われているほうも間抜けですから、 「そうですか。不思議で奇妙でわからない湿疹なんですね。 ありがとうございます」と帰ってくるわけですね。
 
そしてわけの分からない治療が始まるわけです。治ることないですね。
ずっともう、ごまかしながら何十年もたっているという人がいっぱいいますね。
これは本当に栄養を入れていったら、1年~1年半で湿潤が出ますね。
皮膚・身体は全部代謝していますからね。皮膚も必ず入れ替わるわけですね。
表面だけ変えて薬を塗ってもダメなんだということです。
中からの問題なんだということなんです。栄養をばんばん、ばんばん採っていくとですね、一度身体が膿みやなんかを出して解毒するんです。
 
一瞬、前よりも酷くなったっていう状態になるんです。
でもその状態を抜けないと絶対うまくいかないんです。
解毒をして一回ぐしゃぐしゃになってから絶対皮膚が乾いてきますら、それから治るという状態になってきますね。
ところがこのぐしゃぐしゃの状態が耐えられなくて栄養を採ったら悪くなった、と言って止めてしまう人がいますが、逆です。一旦解毒をしないとうまく行かないんです。
 
そして、胃腸障害。
口から入って食道があって、胃があって腸があって、肛門までですね。
皮膚障害というと表皮だけが皮膚障害のような見方をしますけれども、表皮だけ皮膚障害のわけではないですね。
皮膚障害といったら、外側にある皮膚も中にある皮膚も同じですよね。
同じ自分の皮膚ですよね。つながってますよね。ということは胃や腸が荒れてきて、胃腸障害が起きるということはあたりまえのことです。
 
胃腸の中の皮膚が荒れてきたら胃腸障害なわけですよ。
胃腸障害はめちゃくちゃに多いですね。
世界で一番胃癌患者が多い国は日本です。
胃癌と小児癌が世界で一番多い国は日本なんです。
世界で一番胃薬を飲む国はどこだか知っていますか?日本なんですね。
世界で一番胃薬を飲む国が世界で一番胃癌が少ないと言ったら薬の飲み甲斐がありますね。
ところが世界で一番胃薬を飲む国が世界で一番胃癌が多いってどういうことでしょうね。
 
胃薬のCMを見る度にちょっと頭にくるんです。
『飲み過ぎ・食べ過ぎに何とか』って言うわけですよね。
『飲み過ぎて食べ過ぎて気持ち悪いなら、飲まないで食べないでゆっくりしていてください』ってこれが節操のあるCMですよ。
 
ところが『飲み過ぎて食べ過ぎて気持ち悪いのをこの薬でごまかして又飲みに行け』っていうCMですよ。年末年始になったらこのCMが増えるんです。
そして世界で一番胃癌が多い国になっているんですよね。見事な話です。
 
世界で使われている脳の薬ですね、脳の循環還元剤とかああゆう薬の半分を日本が使っているんです。
そういう分野の人から見たら日本はきちがい国家です。すごい量です。
寝たきり老人になるとだんだん惚けていきます。
寝たきり老人が世界で一番多い国は日本です。
寝たきりですから、外を歩いていないですから分からないですよね。
寝たきりになったら必ず惚ける。薬漬けになって最後にはこうなるわけですね。
 
病気になるとお医者さんは体質だっていいます。
何か調子が悪くなると殆どの病気を体質だっていう言い方をしますね。
お医者さんを目の敵にしたような言い方をしますけれども、そうじゃないです。
尊敬しています。病院のお医者さんも判らない病気は殆ど体質ですねって言いますね。
 
アレルギー体質・虚弱体質みんな体質ですね。
そうすると言われてる方もですね、何か納得しますよね。
あきらめるには最適な言葉だって言えます。
「体質ですね」て言われたら、「そうか」て思いますものね。
本当にこれは親からの遺伝なのか、病気は本当に体質なのか、ここのところを今日は見ていきたいと思います。


 正常分子栄養学 講演記録 第3回
 
病気は体質で、体質は遺伝で、遺伝は病気で、病気は体質でって区別が無くなっています。
私は禿げは遺伝だと思っていましたね。
うちはおじいさんも禿げですし、お父さんはつるつるの禿げですからね。
兄も薄いし弟も薄いという本当に禿げですからね。
禿げだけは絶対に遺伝だと思っていました。父の禿げなんてつるつるですからね。
かろうじて残っている髪の毛をうっすら分けていましたが、反対側から風が吹いたら何も無い。
でも髪は欲しいんですね。昔から努力はしていました。
いろいろつけたり、もんだりね。でも全然結果はおもわしくなかったですね。
 
どこで結果があったかというと、ゲルソン病院に行っていた時だったんです。
本当に栄養をとっていたら、つるつるの禿げに産毛がぱーと生えたんです。
もうそれは見事でしたね。
帰国したときに弟や兄が見たところは身体の状態ではなかったですね。
「どうしたのその頭?」とこういう状態でした。
ああ、栄養を変えたらこんなに違うんだと・・・でもね、栄養というところから見たら、当たり前なんですね。
 
例えばカルシュームが不足すると頭蓋骨がちょっと開くわけですね。
頭皮が張りますね。血行が悪くなります。非常に抜け毛が多くなりますね。
後はミネラルが非常に髪の毛とは関わっています。
最近食べ物がめちゃくちゃ狂っていますよね。
お子さんの禿げとか女性の禿げがめちゃくちゃ多いそうですね。
禿げは遺伝じゃないかもしれないですね。そして体質というのを辞書で引いてみると、『環境の相互の作用から生ずる身体の機能・気質』って書いてあります。
遺伝と環境がすごく関わっているんだ、ってことが書いてありますね。
 
環境がすごく関係あるかもしれないってことですね。
体の質とは文字通り体の質のことですね。 じゃこれは何の質かというと細胞の質です。
人間の体は約60兆個の細胞から出来ています。二十歳の人で60兆個です。
それを過ぎると下り坂になりますけれども・・・・・
 
この60兆個の細胞は初めは何個だったかと言うと、最初は一個なんです。
この一個の細胞が細胞分裂を繰り返しながら、生まれてきた時には、十月十日ちゃんとお母さんのお腹の中で分裂ををすれば普通の体で生まれてくるわけです。
大体1兆個~2兆個の体で生まれてきます。
 
ところが最近流産・奇形がめちゃくちゃ多いです。
世界で一番流産・奇形が多い国は日本なんですからね。
年間100万人くらいいるんです。
流産・奇形の人が100万人ですよ。すごい数ですね。
流産・奇形ってどういうことかと言うと、栄養状態が悪くてお腹の中で育たないってことなんです。
私も病院に行っていましたから良く分かりますが、流産しやすい体質だと思っているんですね。
お医者さんが、こうゆう栄養のことを色々知っていれば、「貴女どうゆうものを食べていましたか?」
 
「レバー食べたんですか?」 「卵はどうですか?」 「小魚はどうですか?」
「青い野菜はどうでしたか?」 「足りないものは補助食品で補ったんですか?」
とこういう話をすればですよ、「ああ、足りない」って思うじゃないですか。
 
ところがですね、カップヌードルにポテトチップスを食べながらお菓子をばりばり食べながら、そして流産してね。「これが流産しやすい体質だ」なんて思っている人が凄く多いんです。
 
私自分で出産をしたからよく判るんです。
37歳ですからね。高齢出産なわけです。病院に言ったらいきなり言われました。
「37歳ですね。ああ、帝王切開です」「はあっ?」と言ったらですね、高齢出産の93%ぐらいは帝王切開なんだそうです。 とにかく栄養は採りました。
 
厚生省が企画している量の30倍ぐらいは栄養を採りました。
そして産んだのはですね、分娩室に入ってわずか10分で産みました。
一番びっくりしたのはですね、一ヶ月検診てありますよね。
器量はともかくとして、私の子供の肌だけものすごくきれいなんです。
乳児湿疹が出来ないんですよ。
ところが一ヶ月検診に行った時に、同級生が何人かいるわけですね。
20人くらいいたんですが、みんな乳児湿疹です。
 
それが出来るのが当たり前ってお医者さんが思っているんですね。
お腹の中で羊水の状態やなんかがめちゃくちゃ悪いんでしょうね。
ですからああいう乳児湿疹やなんかが出るんでしょう。
ちゃんと栄養を採ったら出ないんですから 。みんなぐしゃぐしゃでね。
乳児湿疹が出来るのが当たり前と思っていますからね。
「半年くらいたつと治るそうです」ってこういう感じです。
お医者さんがそういうふうに言うんです。
出来るのが当たり前のように思っているのが驚きでしたね。
 
そして6ヶ月で治らないとアトピーという名前に突入するんです。
そういう方がすごく多いそうですね。
何が悪いかと言いますとお母さんのお腹にいるときの栄養状態しか考えられないんですね。
私が出産したときは、その日は三人目だったんですけど、二人は二十代で若いんですが、一人は羊水の状態が悪くて帝王切開ですね。帝王切開も、ものすごく多いそうです。
普通に、りきんで生まれて来ないそうですね。こういう方が多いんだそうです。
 
どれぐらい栄養が大切かということをつくづく感じますね。
そして2兆個の体で無事生まれてきて、それが細胞分裂を繰り返しながら60兆個の細胞に達するわけです。
その細胞がいつも一定かというとですね、いつも一定じゃないですね。
女性の皮膚がよく28日周期で変わるとか言いますね。
それと同じように細胞は絶えず入れ替わっていますね。
絶えずですね。ですから10年前の自分の皮膚と今の皮膚とは全然違いますよね。
 
髪も違いますよね。それぐらいすごい速度で入れ替わるんです。
二十歳ぐらいの人で胃や大腸や小腸とかは大体40日ぐらいで全部新しい細胞に入れ替わります。
白血球だったら5日ぐらいで入れ替わります。
それから肝臓だったら大体200日ぐらいで替わりますね。
体全体骨も含めて一年間で85%ぐらいは全部新しくなります。
それぐらいすごい勢いで代謝をしているということなんです。
その時に出来る細胞が良い細胞だったらあなたの細胞の質は問題ないわけです。
 
そこで癌細胞が出来たらどうなるんですか?
癌体質ってことになるんです。
大事なのは『細胞の質なんだ』ってことなんです。
この細胞の質を決定しているのは何かっていうことになると血液ですね。材料が必要です。
この材料になるのが血液なんです。この血液の質があなたの細胞の質です。
これはただ良い血液が作られただけじゃダメなんですよ。
 
やっぱり循環することが大事なんです。だから温冷浴・・・・・
温冷浴というのはおへそから下だけ熱いお湯に入るんです。
30分ぐらい。その後で水のシャワーを浴びるんです。で又お風呂に入るんです。
ということを何回か繰り返すんです。そうするとものすごく血液の循環が良くなります。
副腎も鍛えられるし・・・・・あとは適度な運動をしたり、循環をさせることです。
その他には、ここに精神的なものも関わってきます。


 正常分子栄養学 講演記録 第4回
 
その血液の質があなたの体の質ですから、血液を作る必要があるわけです。
血液製造には材料が必要なわけですね。
どういう材料が必要かというと、栄養と酸素が必要なんです。 
材料が無いと絶対に血液は作れないのです。
あなたの体の質は、あなたが採った栄養からしか作られないということは、学問的に真実なんですね。
 
さあ、何を食べているか今からいろいろ観察していきます。
先ほど色んな病気が挙げられましたね。
そうすると環境が見えるわけです。どういう背景があったかというと、食べるという環境が著しく違っています。
食べるという環境を見ていくと、納得がいくのではないかと思います。
こうゆう病気が、先ほど糖尿だ、アトピーだ、喘息だと挙がりましたね。
それが遺伝だって言われたのは、多分親子で体の質が似ているからですね。
どうして親子で体の質が似るかというと、殆ど食べるという環境が似ているんです。
大体お母さんが塩分の濃い料理が好きだとしたら、やっぱり子供は『濃い味付けが、お袋の味だ』と思うんですね。お母さんと大体似たような食べ物を食べるんですね。
食べるという環境が親子の体の質を似させていくわけです。
お母さんが脂っこい料理が好きだと、やっぱりずっとそういう料理を食べていますから、子供も油物が好きですね。それから又、地域によって体の質が全然違います。
 
アメリカとかイギリスとかフランスとか日本とか先進国は、癌、心臓病、糖尿病等がものすごく多いんです。食べ物がすごく似ています。加工して油で揚げて・・・・・
こういうところではそういう病気がすごく多いんですね。
ところがアフリカだとかパキスタンだとかインドとかではですね、癌とか心臓病とかそういう病気は無いんです。殆ど無いですね。
 
パキスタンにフンザって国があるんですが、これはNHKの衛星放送でやっていましたが、世界で一番長寿が多い国です。そこでは130,140、150歳で寝たきり老人がいないんですよ。
死ぬ寸前までクワを持って畑に出かけて行くという人たちばかりなんです。
70歳ぐらいで女性が出産するんですね。
35歳以降が高齢出産などというレベルじゃないんですね。
70歳の人が出産をするという国ですから。
 
どうゆう食べ物を食べているかといいますとね、千年くらい食生活が全然変わっていないそうですね。
水はヒマラヤ山脈の雪解け水で白く濁っているんです。
ミネラルがめちゃくちゃ多いそうですね。
その水を飲みながらその水が流れている川底の土を毎年毎年畑に撒くんですね
ミネラルやなんかが凄く豊富な土ですよね。
作物を作ってそれを食べてリサイクルですよね。
その食生活が千年以上続いているそうです。そして果物食べたら種を捨てないんですからね。
種に一番栄養があるということを知っているんです。
又、根にすごく栄養があることを知っていますから、何でも食べるんですね。
 
そうゆう食生活を繰り返している地域では本当に130、140,150になっても、すごい元気な状態なわけですね。食べるという環境ですね。
何が言いたいかというと、それまで、生きることが可能なんだっていうことなんです。
人間はそこまで生きることが可能なんです。
それから時代によって体の質が全然違っていますね。
昔のお子さんが罹っていた病気と、今のお子さんが罹っている病気と全然違います。
 
成人病と言われている病気は、今のお子さんはばんばん罹っています。
(現在、日本では「生活習慣病」というようになっています。)
生まれた時から子宮癌だというお子さんがいるんです。
2歳で動脈硬化で亡くなるお子さんがいるんです。もう、すごいですよ。8歳で卵巣癌だとかね。
今の成人病と言われている病気は今のお子さんがばんばん罹っています。
糖尿なんかめちゃくちゃ多いです。何が違うかといいますとね、食生活が全然違います。
 
生まれた時からハンバーガーにポテトチップス。
ポテトチップスで野菜が採れると思いこんでいるお母さん方がたくさんいます。あんなの毒チップスと思った方がいいですよ。
酸化した油だらけでね。もう毒以外の何物でもないですよ。それに白砂糖ばんばんで。
ああいう物を食べていたら良い体が出来るはずがないですね。酸化した油だらけですからね。
 
小児癌が世界で一番多い国は日本ですからね。
昔の人はおやつといったら、さつまいもに、トマトに、きゅうりに味噌つけて・・・
うなずいている人がいますが、私はそういう時代は知りませんが・・・・・
とにかくそういうものを食べていました。
というふうに見ていくと、食べ物の質ががらっと変わりましたね。 
それに合わせて病気がものすごい勢いで増えていますね。
 
北里大学病院で交通事故で亡くなった五歳以下の子供54人を解剖したところ、そのうち42人が既に動脈硬化を罹っていたそうです。
どれぐらいどういう食生活をしたかということが想像がつきますよね。
今はベビーフードから瓶詰めや缶詰ですからね。 
ああいう物を食べて暮らしたら2歳や3歳で癌にかかるのは当たり前の事なんだと思います。
癌もアトピーも喘息も変わらないですからね。
同じ代謝異常のことですからね。最悪のところが癌だと思ってください。
環境がものすごい重要なんだということを掴んでおいて欲しいと思います。
 
赤ちゃんてどこから生まれてくるかというと、ここ見たら分かりますよね。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で育ちますよね。
そのときに栄養をどこから採るかというとお母さんが食べたもので作られた
血液の質が子供の質になっていくわけです。それぐらい重要なんです。
そして酸素に関しては、まず良い酸素を作るためにはヘモグロビンがちゃんと出来ないといけないわけですね。
ヘモグロビンに必要な栄養というのは鉄とか銅とかです。
 
鉄はホーレンソウとかレバーで、銅は魚介類に多いんですね。
青身の魚が良いです。高級な白い魚はダメですね。
青身の魚、鯖(さば)とか鰺(あじ)とか鰯(いわし)とかが良いですね。
そして干物(ひもの)じゃない方が良いですね。
生の方が良いです。鉄、銅、それからビタミンMも必要ですから、レバーとか葉酸です。
濃い緑の野菜とかですね。
それからB群も必要です。B群が多いのは、大豆だとか、豆類が良いですね。
豚肉、豆類、海草、木の実、卵の黄身等が良いですね。
 
それからビタミンCも必要です。Cが無いと良い酸素が作れないのです。
呼吸され酸素の大体3%ぐらいが活性酸素というのに変わるんです。
活性酸素というのは今大分話題になっていますから皆さんご存知かと思いますが、これが細胞を壊していくわけですね。これが細胞を傷つけることが癌の原因だと言っているお医者さんがたくさんいます。
 
当然これは癌の原因になっていますね。
活性酸素というのは、ストレスでも出来るんです。それから激しい運動でも出来ます。
激しい運動で呼吸の回数がものすごく多くなり活性酸素がばんばん飛び交います。
又、たばこを吸いますね。その他に排気ガスですね。それから汚い水を飲みますね。
農薬がついたものを食べますね。それから紫外線を浴びますね。
そうやって活性酸素というのは出来るんです。
 
どれぐらいの勢いで出来るかというと、もう何億分の一、何十億分の一ぐらいの速度で、だ・だ・だ・だ・だっと傷つけていくわけですね。
じゃ、どうやって対抗していったら良いかというと、常に活性酸素除去酵素というのが作られれば問題無いわけです。
ところが、それが出来ないと脳卒中だとか動脈硬化とかこういう病気になるわけですよね。
それから勿論、癌にもなりますね。
 
それからもう一つは細胞が酸化してきますから、シミがすごく増えます。
若いのにシミだらけという人がいますよね。それは大体、活性酸素が多い人です。
紫外線を浴びてシミが出来るんじゃないんです。
紫外線を浴びると活性酸素が増えるからシミが増えるんです。
ですからその除去酵素を採っていったらシミとはお別れすることが出来ると思います。
活性酸素除去酵素を作るには、やっぱり栄養が必要なんです。
 
鉄、銅、それから亜鉛が必要なんです。それからマンガンが必要です。
それからセレニウム。それからモリブデン。
こうゆう物を採っていったら体の中で除去酵素を作ることが出来ます。
 
それからもう一つタンパク質が必要です。
それから絶対やっちゃいけないのが電子レンジですね。
もう電子レンジなんか使ったら活性酸素がめちゃくちゃ増えますからね。
電子レンジは絶対使わない方が良いです。
 
ゲルソン病院から帰ってくるときに幾つか鉄則がありました。
その中の一つは『電子レンジは絶対使っちゃいけない』と言われました。
電子レンジをかけると分子構造はぐしゃぐしゃになります。ぐしゃぐしゃですね。
あれは瞬間的にものすごい熱が出るじゃないですか。すごく酸素が奪われるわけですよ。
酸素が奪われた物が体の中には入ったらどうなるかわかりますか?
すごい勢いで体内の酸素を奪っていくわけですね。 
 
ガン細胞というのは体の酸欠状態が大好きなんですから。
電子レンジは絶対使っちゃダメですね。長生きしたい人はですよ。
潔く線を切って捨てた方がいいですね。線を切らないで捨てると誰かが拾うと、その方が危険になりますから。未練があって又拾いに行ってしまうかもしれないですしね。
 
"ぶちっ"て線を切って捨てるか、又はお家に置いておいてもオーブンだけ使うとか、電子レンジはとにかくかけない。
昔ながらの調理法でやれば良いかと思います。


正常分子栄養学 講演記録 第5回
 
マクガバンレポートという米国のレポートがあるんですけど、米国も丁度フォード大統領の時に日本も同じなんですが、米国は医療にものすごいお金をかけているわけですね。
毎日毎日医学がすごく進んでいるわけです。
「こんなに医学にお金をかけて医療がこれだけ進んでいるのに、どうして病気の人が減らないんだ」とフォード大統領が言うわけです。
 
日本も戦後医療費がめちゃくちゃかかっていますよね。一度も医療費が下がったことないです。そして病気の人の数が減ったためしは一度も無いんです。米国も全く同じことなんです。
「医療にものすごいお金をかけるのに病気の人が増え続けているこの現実は何だ」と、大統領が言って、それでたくさんの人が調べ始めるわけです。
そうすると100年、150年前には米国では癌、心臓病、脳卒中という病気が無いんです。
米国だけがそうなのか、と思って世界中を調べて行くんです。
そうすると先進国ではやっぱり150年前はそういう癌、心臓病、脳卒中という病気は無いんですね。
 
ところがインドとかパキスタンとか後進国と言ったら失礼ですが、そこでは未だにそういう病気が無いんですね。
そこで食生活が原因だ、ということが判るわけですね。
でも証拠が無いとダメだということで世界中から証人を呼ぶわけです。
延べ3000人です。そしてレポートを提出させて、2年間世界中を更に調査しながら5000ページにわたる膨大なレポートを書き上げるんです。
その時に委員長になったのがジョージ・マクガバンという副大統領候補だったんです。
 
この人はすごい勇気のある人です。こういう委員会の委員長になったら、もうそれだけで政治生命というのは無いんですよ。
どうしてかって言うと『今の医学は・・・・・』と言っちゃうわけですから、全米医学学会が敵に回るわけです。
『肉なんかばっかり食べてちゃダメだ』って言うわけですから、全米畜産業界が敵に回るわけですね。
当然翌年は副大統領選挙に落ちました。でもそういう勇気ある人なんです。
 
その後にチャールス・パーシーとかエドワード・ケネディー(ケネディー大統領の弟)とか、そういう人たちがこの委員会に入って調査を進めていくわけです。そしてそのレポートを書き上げるんです。
 
日本にもエドワード・ケネディが調査に来ています。
北海道とか沖縄とか・・・ それから日本には世界の10本の指に入る長寿村があるんですね。
山梨県に"ゆずり原村"というのがあるんです。 
そこは世界の10本の指に入る長寿村なんですけど、 調査に来て驚いたのは、そこでさえも『逆さ仏現象』が起きていると書かれているんです。
『逆さ仏現象』とは、どうゆう事かと言いますと、 歳を取った人よりも、逆に若い人が死んでいく、という現象なんです。既にこの時にですよ・・・・・
 
このレポートの一部を読みますね。
「現在の我々の食事は、不自然で全くひどいものである。」
大前提が病気は、現代病は食源病であるという事を言っています。
食源病とは食べ物が源になって起こる病気なんだってことを言っています。   
 
「この食事が癌、心臓病、糖尿病などの現代病を生んでいる。」
 
「現代の食事は我々が全く気がつかないうちに、全く違ったものになってしまった。」
 
「ビタミン、ミネラルの不足が目立つ。」
 
「特にカルシューム・鉄・ビタミンA、B1、B6、C、Eの不足がひどい。」  
 
「典型的な若死にのデータである。」若死に突然死がめちゃくちゃ多いです。
 
霊柩車を運転している人に「どうゆう人を一番運びますか?」と聞いたらですね、95%働き盛りだそうです。人生を全うして亡くなる人はわずか2%位だそうです。
残り3%はお子さんがすごく多いそうです。 
「特に白血病はめちゃくちゃ多い」という話でした。
だいたい95%が若死に・・・・・若死ににはデータがあるって書いています。
若死にのパターンを書いておきますね。
 
 ●カルシュームが足りない。
 ●鉄が足りない
 ●ビタミンAが足りない
 ●B1が足りない
 ●B6が足りない
B1,B6なんていうのはストレスがかかったらすぐに減りますね。
頭を使ったらすぐに減りますね。
パソコンやったらすぐに減りますね。テレビなんか見ていたらすぐに減りますね。こういうビタミンです。
 
それからC、Eが不足したら突然死・若死にだって言っていますね。
「これらの栄養素の不足は調査対象者の生活水準とは全く無関係だ。」
 
生活水準が高い人も低い人もこうゆう状況なんですね。
「現代の医者は栄養素の知識を全く持っていない。」
 
「この為に間違った食事を与えられ、治らなかったり治りが遅れるケースが非常に多い。」
 
「従来の医学は食事と病気の関連といった栄養の根本問題を、全く無視してきた片目の医学である。」 
 
栄養というところには全く目を向けていない医学だったということを言っています。
「医者の再教育が必要だ。」
 
「このような単純なことに気がつかなかったのは、 20世紀の医学に特有な思考路線、偏った思考路線が支配したためだった。」
 
どういう思考路線かと言うとですね、パスツール医学というのが出来たわけです。
今の現代医学、近代医学の基になっているのがこのパスツール医学ですね。
 
「病気の原因は菌だ。」と言ったわけです。「菌さえ殺せば病気は治るんだ」と言うわけですね。
 
・・・・・それが今でもずっと続いていますね。
昔は病気は病魔のせいだと言われていました。
病気の原因は病魔だから、病魔払いをすれば病気は治として祈っていた時代があったんです。
その時、彗星のごとく現れたのがこのパスツールです。
彼が病気の原因が病魔でなく菌が悪いんだと、菌さえ殺せば病気は治るんだと言ったわけです。
それから薬やなんかでばんばん菌を叩くようになってくるわけですね。
その時にペッテン・コーヘルという人が、『病気の原因は菌じゃない、菌が宿りやすい抵抗力の無い体が問題なんだ』と言ったのです。 
 
ペッテン・コーヘルという人はすごいんですよ。
コレラ菌を自分で培養して、みんなの前で飲むんです。
飲んでも何ともないんですね。
抵抗力さえあれば病気は問題無いんだということをみんなの前で証明するんですね。
ところが菌を殺せっていう医学がすごい勢いで未だに流通しているんです。
そして菌さえ殺せば病気は治ると言って、今も医学はそれをやっています。
 
癌になったらガン細胞を叩けっていうことをやりますね。
一個のガン細胞を叩くのに同時に千個の良い細胞が死んでしまうのです。
再発、転移するのがあたりまえのことだと言えます。
新聞に渡哲也が再発だと書いてありましたけれども、再発するのは当たり前ですね。
切ったりしても癌は無くなるわけじゃないです。
切ったって、出来たという環境は変わっていないですね。
 
今はお辞めになりましたけど、国立癌センターの中原教授という人が言っていました。
「ここに癌があってこれを取り出して、はい、これが癌でした」と言っているうちは、癌の治療に進歩は無いんだ、と。
癌の手術をした方とお話をすると「もう手術したから無くなりました」という方が多いんですね。
 
手術したから癌は無くなった。もう癌は消えた、って思っている人が一杯いますよ。
切ったから大丈夫ですって言いますが、 ガン細胞だから取ったら無くなったと思ったら大きな間違いです。
このガン細胞が何で出来たのか? 
どうしてこうゆうガン細胞が出来る体の状況だったのか。ということを見ていかない限り癌の治療に進歩は無いということを言っているんですね。
 
同じことをマックス・ゲルソンが言っています。
「人間のここに癌細胞があって、ここだけを顕微鏡で見ていたら癌治療に進歩は無い。」
 
「ここだけが癌なんじゃなくて、これ全体が癌に罹りやすい抵抗力の無い体の状態なんだってことを掴む必要がある」
 
「部分部分ではなくて全体がもうそういう状況なんだということを見る必要があるんだ。」と、言っています。ですから一カ所だけ叩くという事をやっても意味は無いんだ、と。
 
体全体の機能を変えていく事が、本当の健康を作るんだっていうことを言っているわけですね。
とにかくこのパスツール医学が浸透したことが間違いだったと言っています。
「その結果は栄養知らずの医者ばかりを生んだ。」「しかもそれが片目の医学であるということに気がつかず、それが医学の全てだと考える風潮を世間に浸透させた。」
「現代病は近代医学では治らない。」「これが近代医学の最大の弱点である。」という風に書いてありますね。薬など治すんではなくて、体は自分でつくるしかないんだ、ということなんですね。
 
つまり食源病だと言われています。
現代病は食源病だって言いましたが、現代病には、どういうものがあるかと列挙しますね。
現代病と言われるものは、『癌、高血圧、糖尿病、心臓病、動脈硬化、白血病、狭心症、貧血、肩こり、低血圧、腰痛・頭痛・生理痛・生理不順』
生理痛、生理不順なんていうのはB群が不足したら絶対なりますからね。
『更年期障害』 栄養採っていたら絶対更年期障害は来ないです。
うちの母は全然来なかったです。
 
それから『息切れ・めまい・動悸・前立腺肥大』前立腺肥大・前立腺癌なんていうのは亜鉛が不足したら絶対こういう状態になりますね。
 
『胃潰瘍・十二指腸潰瘍・脳出血・神経衰弱・神経痛・関節炎・関節痛・リュウマチ・喘息・アトピー・便秘・不眠症・肥満・痩せすぎ・骨格形成不全・血液不良・肝臓機能障害・脾臓機能障害・メニエル氏病・バセドー氏病・甲状腺機能障害・若白髪・小皺・しみ・にきび・肌荒れ・吹き出物・皮膚炎・しもやけ・ひび・あかぎれ・ 虫歯・慢性下痢・慢性胃炎・虚弱体質・口内炎・クル病・水虫』水虫はベーターカロチンとかが不足したら絶対なりますね。
 
『明るさが無い、仕事嫌い』全部栄養不足ですね。
それから『自閉症・暴力行為・集中力欠如・イライラ・居眠り・むくみ・知能が低い・慢性疲労・精力異常減退・朝起きられない・骨折しやすい・鼻炎・鼻づまり・風邪が治らない・視力が悪い・膠原病・ベーチェット病・筋ジストロフィー・アレルギー体質・不妊症』 
 
こういうのが全部食源病だって言われています。


正常分子栄養学 講演記録 第6回
 
今から実際に体に必要な栄養の話をしていきます。
今から言うのは約46種類の命の鎖という話をしていきますが、実際には120種類ぐらいの栄養が必要なんですね。
毎年毎年ものすごい勢いで新しいデータがあがっています。
私たちが知っている栄養という分野は一画でしかないですね。
 
すごい勢いで栄養の分野は開発されていますね。天然のものにはAとかBとかCだけではない、植物科学栄養素と言いますが、天然そのものの食べ物の中にはAとかCとかでは分からない栄養があるんです。そこがものすごい生命力があるそうです。
 
例えばニンニクだとしたら、その中にはセレニウムの他に、100以上のものが入っているんです。こういう植物科学物質は2000以上も発見されています。
ですから計り知れない力があるんだ、ということです。
そして一つだけを単体で採るよりも総合的になっているということはすごい理想的なものですね。
つまりそういうものをバランス良く採るということが理想ですね。
 
しかしそれだけを採っちゃだめなんですよ。食事も気をつけて、補助食品としてなおかつ、そういう物 を採っていけば理想的ですね。
まず必要なものは『脂肪』『炭水化物』『タンパク質』です。
そしてカロリーになるものは糖質・脂質・炭水化物ですね。炭水化物も含めて糖質と言うことにしますね。そして、これは生命維持物質で命になるもので、これが無かったら生命を維持することが出来ないのです。
 
まずタンパク質。
タンパク質のことをプロテインという言い方をしますけれども、プロキュースというのはギリシャ語で『最も重要なもの』と言う意味なんです。
ですからタンパク質は大変重要なんですね。
このタンパク質に8種類あります。そしてビタミンが18種類。ミネラルが21種類。
 
今日はこれで47種類の話をしますけれど、実際には 120種類ぐらいあるんです。
カロリーはカロリーとして必要です。
油を採る時に気をつけることは酸化した油を採らないこと。
運動をしている人、激しい運動をする人は脂肪でカロリーを採っても問題ないんですね。
脂肪というのは頭で使わないんです。
だから頭脳労働者の人はあまり脂肪を採らない方が良いですね。
受験生の夜食なんていうのは油物じゃないほうが良いですね。
頭で使われるのは糖質の方なんです。糖分や炭水化物ですから、これでカロリーを採れば良いと思います。
 
タンパク質はお肉とかお魚とかいろんなものに入っていますけれども、それが身体の中に入るとアミノ酸という形で分解されるわけですね。
アミノ酸という形で分解されますから、これで必須アミノ酸を採っているかどうかが問題なんです。頭の栄養はほとんどがタンパク質だと思ってください。
なんだか"やる気がしない"とか、"眠気が襲ってくる"だとか、"ぐてっ"とする等は、殆どがタンパク質が不足しています。ですからこれをしっかり採ること。
 
卵とかお魚とかお肉とか・・・・・  必須アミノ酸には8種類あります。
まずノイシンからいきますね。これはアロエとかに結構入っていますね。次にイソロイシン、とメチオニン。フェニールアラニン、クレオニン、ヒジン、バリン、そしてトリプトパンですね。
この8種類が全部必要です。これがバランス良く入っていることが必要ですね。
何か一つが欠けたら効果は半減します。一番低い数字に合わせて働きます。
 
このプロテインスコアーが一番高い食べ物は卵です。
ですから卵を一日何個でも食べると良いですね。コレステロールが高いと心配する人がいますが、「卵はコレステロールだ」と言いながら、ポテトチップを食べてビールを飲む人が非常に多いですが、卵のコレステロールは全然気にする必要はありません。心配する人いますか?
「卵にはコレステロールが・・・・・」と言うお医者さんがいるとすれば、殆ど勉強していない医者だと思って間違いないですね。
 
これは昭和2年の頃に、ソ連でやった実験だったんです。
ウサギに卵を食べさせたんですね。(アチニコフという人が実施した有名な実験です。)
そうするとコレステロールの数値がいきなり上がって、 死んじゃったんです。
それから2年後にイギリスでその実験は間違いだったという ことが出たんです。
どうしてかと言うと、ウサギは元々卵を食べる動物ではない。
それに無理矢理食べさせただけでもコレステロールが上がるのは当たり前で、実験として成り立たない、と言ったんですね。 そして世界中にその情報が流れたんですけれど、日本だけはマスコミが卵のコレステロール情報を流し、それを撤回する記事を載せなかったんです。
 
ですから未だに「卵はコレステロールが、コレステロールが」という人がいますが、卵にはものすごい栄養価があるんだとと いうことを知っておいてください。
コレステロールは心配する必要は無いですね。
良い卵を食べたらいいですよ。無精卵とかじゃなくて、良い質の卵を食べたら良いです。
卵、しじみ、サンマとか鰯とか鯖とかの青身の魚。これはプロテインスコアが100です。
 
魚介類なんかも比較的タンパク質が豊富ですね。
それからお肉で言うと、鶏肉、豚肉、マトン、牛肉 という感じですね。
牛肉が一番だらしが無いです。
豆類はプロテインスコアが低いです。大体50ぐらいなんですね。
けれども大豆と金時豆とか異種類を合わせて食べるとプロテインスコアが100になるんですね。
納豆に卵を入れたらこれでプロテインスコアは 100になります。
牛乳に卵の黄身を入れて、ミルクシェイクみたいにしたら、これでプロテインスコアが100になります。
 
そういう形で採るのが理想です。大体体重の(1/1000)ぐらい採ったらいいですね。
このあいだ長寿の人たちがテレビに出ていましたが、 結構高蛋白です。
そして活性酸素除去酵素を作るには、このタンパク質は絶対必要なんです。
このタンパク質が非常に重要なのは、コラーゲンを作るのがこのタンパク質なんです。
コラーゲンは身体の(1/3)を覆っている結合組織です。
 
ちょうど三つ編みのような状態になっていて、こうなってると弾力性が非常にあるんですね。タンパク質が不足してコラーゲンが思うように作れないと、段々伸びてきますね。
これがシワですね。又重力に従ってお尻も胸も下がってきます。 
ですからタンパク質は絶対必要なんだということです。
骨には骨のコラーゲンが必要です。最近骨折しやすいお子さんがたくさんいます。
カルシュームだけの問題じゃないんです。
ちゃんと骨のコラーゲンが出来ないとポキっと骨が折れるのは当たり前なんです。
内臓は内臓のコラーゲンで覆われています。内臓下垂なんて言われたら殆どコラーゲンが出来ていないと思ったらいいかもしれないですね。
内臓を所定の位置にちゃんと保つのはコラーゲンなんです。
胃下垂なんて言われたら胃だけ下がっていないですから。
内臓全部が落ち込んでいると思った方が良いですね。
 
膀胱は膀胱のコラーゲンで覆われています。  
ところが不足してくるとだんだん開いてくるわけです。
そこでトイレが頻繁になりますね。トイレが近い人は栄養が足りないんです。
もっと開いてきたらどうなるかというと"垂れ流し状態" になります。
そうなりたくなかったらタンパク質をしっかり採る必要 がありますね。
 
歯もそうですよ。表面はエナメル質ですけれども象牙質はこのコラーゲン が関係しています。
歯槽膿漏なんていうのもコラーゲンがすごく関係してい ます。
それから首から頭に入る血管が二つに分かれていて、血液が下から上に流れていくんで、血液がここにぶつかるんですね。
コラーゲンが思うように出来ていないと、ここが段々腫れてきます。
そうすると血液がこうやって流れていくわけですね。
 
そのうち"ぶち"っと破れます。これが『くも膜下出血』です。すごく多いですね。
手術は簡単で、ここをちょんとつまむだけなんですね。
ところがこれが命取りなんです。血管が強くなったわけではないですから、又同じ所に ぶつかり、又破ける・・・・・手術は簡単ですけれども、実際には血管を強くする事が重要です。血管はタンパク質とビタミンCから出来ています。
体重の(1/1000)というのはお肉100gぐらい食べて、8~10gぐらいタンパク質が採れると思ってください。


 正常分子栄養学 講演記録 第7回
 
では次にビタミンに行きますね。ビタミンには18種類あります。
 
ビタミンとはバイタルアミン、つまり『生命』という意味です。
ビタミンA、B1、B2、B3、B5、B6、B12、B15、B17、C、D、E、F、H、K、M、P、コリンの最低18種類必要です。 
 
ビタミンAは目を使ったら急速に消耗されてしまいます。
眼球乾燥症に罹るのはAが不足しています。
最近奇形で眼球が無い、単眼症のお子さんが凄く多いんです。奇形が凄く多くなっています。
単眼症とか生まれた時から脳が無い、無脳症とか、内臓などが全部透き通って見えて生まれてすぐ死んでしまう透明症とかですが、その単眼症の原因になるのがビタミンAの不足です。
 
動物実験で妊娠した11頭の豚にAの入っていない餌をずっと与えたら、全部の豚が眼球の無い子豚を生みました。
ガン細胞が一番出来易いのは胃粘膜、腸粘膜とか子宮などの粘膜で、その粘膜を作るのに必須のものがこのビタミンAなんです。
ビタミンAはベーターカロチンという形で採ると何の問題もありません。
緑の野菜とかカボチャとか人参とかの濃緑黄色野菜です。
他にレバーとか卵の黄身だとか海草にビタミンAが多いのです。
人参ジュースは良いですね。
 
B群が多いのはレバー、米糠、大豆、豆類、木の実などです。
B1は米糠、豆類、小麦胚芽、そば粉などに多いのです。
B1、B6が不足すると突然死、引きつけ、てんかん、が起きます。
『ファミコンをやっていたら、てんかんを起こした』という記事が何年か前に出てましたが、そうではなく、パソコン等で目を酷使するとビタミンAが猛烈に消耗します。
 
目と同時に頭も使いますからAを消耗しながらB1,B6がどんどん消耗してしまいます。
B1,B6が不足すると、ひきつけ、てんかんが起きるのは当たり前なんです。
『ただ栄養が足りなかった』というだけのことなんです。
B2はすごく重要です。これが不足するとタンパク質が正常に働きません。
又逆にタンパク質が不足してもB2が正常に働きません。
B2がどんどん減ってくると、動物実験では100%肝臓癌になります。
 
肝臓はタンパク質で出来ていますのでこうゆうのが不足すると肝臓癌になるのは当然の事なんです。B2が不足すると唇が乾いてきます。又肌が妙に油っぽくなってきます。
脂性だったり、ぎとぎとしている人は大体B2が足りない人です。
ですからB2はタンパク質と合わせて採って下さい。
B2の豊富な食べ物は納豆、ニラ、卵です。 "ニラ卵納豆"なら完璧です。
B3も大豆、米糠、牛乳、に多いです。これが不足するとペラグラのもとになります。
大体B3が不足してくると性格が悪くなるから良く分かります。
B5はパントテン酸のことです。B6は先ほど言いましたB1と同じものに入っています。
小麦胚芽などです。ですから麦ご飯を食べると良いです。
 
B12はレバーですね。B15はあんず、プラム、サクランボ、りんごなどの種に多いのです。種というのは芽が出て、実が生ってという生命力がありますね。
生命力がある食べ物は身体に入って、生命力を強化するんです。
花粉とかプロポリスとかアロエとかは大変生命力があるので良いのです。
B15は種類(たねるい)に多く、酸素を増やすビタミンなんです。 
B17はガン細胞だけを叩くビタミンです。
レートリルとかアミグダリンと呼びます。アーモンドとか杏(あんず)の種、干し椎茸(しいたけ)とかタケノコとかビワの葉っぱなどに結構多いんです。
ゲルソン病院でも、これだけのエキスを注射で入れたりしました。 
 
ビタミンCは果物だとか生野菜に豊富に入っています。
Cは一日必要量が50ミリなどと言われていますが、5000ミリ位採っても大丈夫です。
 
ビタミンDは干ししいたけとか天日干しにした小魚など天日干しにしたものに豊富に含まれています。ビタミンEはゴマとか玄米などにも入っていますが、錠剤で採るしかないです。
これは一日300ミリぐらい採ったらいいですね。
 
ライナス・ボーリングというノーベル賞を取った先生が『健康で長生きしたかったら、ビタミンEを100ミリ~200ミリは毎日採る必要がある』と言っています。
300ミリぐらい採ると天然の抗生物質が出来る、つまり天然の防衛ホルモンが出来てくるそうです。
 
ビタミンFですが、今日は何にも掴まなくても、このビタミンFだけは理解して欲しいのです。
ビタミンFは油のことです。
油はオメガの3,6,9と覚えてください。オメガの3というのは魚の油です。
 
オメガの6とは、お肉とか、乳製品とか植物油とかです。
それからオメガの9は、オリーブオイルです。
このオメガの3というのは免疫力をすごく上げます。
青身の魚に豊富に含まれています。ただし、酸化しやすいのです。
ですから干物ではなくて生の青身の魚を食べるといいんですね。
 
オメガの9は身体に害の無い、酸化しにくい油なんです。
普通のサラダ油とかコーン油などの植物油は悪いというわけではないんですが、すごく酸化しやすいので免疫力を上げないんです。
 
ですから家庭で調理するとしたらこのオリーブ油に変えていったら良いですね。
ギリシャ等のオリーブ油しか使わない地中海沿岸の国では心臓疾患、血液疾患が殆ど無いんです。ですから、これはすごく良いと言えます。調理はオリーブオイルだけに変えた方がいいですね。
 
問題なのはオメガの6という油です。これが1:1なのが理想です。
脳の中はこの油が1:1の状態です。(注:最初の1はオメガの3の油のこと)ところが今アメリカでは1:20になっているんです。
日本では大体1:8~1:20ぐらいの間ぐらいになっています。
これが癌だとか動脈硬化だとかの成人病がものすごく増えてきた原因になってきていると、言えます。
このオメガの6が猛烈に増えてきています。
これが増えたら絶対免疫力は上がりません。
 
最悪なのがマーガリン、ショートニングです。
ケンタッキーフライドチキンなどはショートニングで揚げていますから、最悪です。
マーガリン、ショートニングは捨ててください。バターの方がまだ良いですね。
乳製品などは悪くはないのですが、ただそれらはオメガの6なんだということを知っておいてください。オメガの6がいろんな物の中にたくさんあるのです。
 
チーズを毎日食べるのではなくて、たまに食べるようにする。
あとは出来るだけローファット(低脂肪)のミルクにするとか、スキムミルクみたいなものにするとかにすることです。
それからお肉が悪いのではなくて、お肉だけを食べるのではなくて、お肉よりもお魚を選んでいただいたら良いですね。
家にある油を捨てろというのではなくて、自分で買う場合にはオリーブオイルに変えたらいいですね。
油を変えただけで、身体の調子が全然違います。
 
この辺を全然変えないでいろんな補助食品を採りながらうまく行かないというのは、当たり前のことなんです。油を変えながらなおかつプラスαでそうゆうものを採っていったら、必ずうまく行くと思います。ビタミンFの油だけでも変えてください。
今日から、さっそく実行してください。
マーガリン、ショートニングは捨てる。電子レンジも捨ててください。
 
ビタミンHは大豆とかほうれん草とかピーナツに入っています。
これは消化、吸収を助けるためのビタミンです。  
 
ビタミンKは濃い緑の野菜に多いのです。
赤ちゃんに痣(あざ)が出来て生まれてくるケースがありますが、
これはお母さんにビタミンKがすごく不足している時に起こります。 
 
ビタミンMは葉酸です。バナナとか緑の野菜に多いのです。
ビタミンPは毛細血管を強くします。これが多いのはそば粉です。
ですからうどんよりおそばを食べる習慣にしたら良いですね。
みかんの白い処にもビタミンPが含まれています。
ビタミンPをしっかり採るとビタミンCの透過性を良くします。
白内障はビタミンCがすごく不足しています。なおかつビタミンPも不足しています。
みかんを食べる時にきれいに皮をむく人がいますが、 白いところがついたまま食べるべきですね。 
 
コリンはホスファチジル・コリンと言ってレシチンのことです。
大豆とか卵に入っています。血液をサラサラにしたかったら、こういうものをしっかり採ることです。


 正常分子栄養学 講演記録 第8回
 
そしてミネラルの21種類です。 ミネラルというのは宝物という意味です。
まずカルシューム、マグネシュームからいきます・・・・・
 
 
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